米国国債10年金利が低い2つの理由

経済

米国債10年金利は足元、低水準

米国国債10年金利は4月から徐々に低下していて、足元1.43%という低水準で推移しています。

初心者投資家

米金利は低めなのですね..

金利と経済の関係

通常の関係

通常は、景気が回復したり、物価が上昇したりすると、金利は上昇します。

さらに、FRBは金融緩和策の縮小を検討しています。具体的には、コロナ禍に入って景気を下支えするためのゼロ金利政策と国債・MBSの購入策を徐々に減らしていくことを検討しています。

このような時には、金利は徐々に上昇していくのが普通です。

足元の関係

しかし足元は、米国国債10年金利は上昇するどころか低下しています。

なぜでしょうか?

2つ理由があると思います。

初心者投資家

なるほどです..

米国債10年金利が低い2つの理由

理由①経済先行き減速懸念

米国経済は原材料価格と人件費が上昇していて、その結果、製品が作れなっかたり人手不足により営業の足かせになったりして、経済が徐々に減速するリスクがあります

米国債10年金利は物価上昇を原因とした米経済の先行きの減速を見越して低い金利水準にいる可能性があります。

理由②パウエル議長への信認

金融政策をつかさどっているFRBの議長であるパウエル議長が雇用の回復にはまだ時間がかかるとして、金融緩和策の縮小を時間をかけて検討していく旨を発信していることです。

米国債10年金利はFRBが金融緩和策を縮小していくことを織り込み始めていますが、その実施にはまだしばらく時間がかかることを想定して金利が上がっていない可能性があります。

初心者投資家

覚えておきたいです..

米国金利の株式市場への影響

足元の影響

米国株式市場は、ナスダックもNYダウも史上最高値を更新しましたが、株価は金利が上昇すると下げることが一般的ですが、米国債10年金利が低い金利水準でいることも米国株価を下支えしているものと見られます。

今後の影響

逆に言うと、米国債10年金利が米国経済の回復に自信を持ったり、FRBの金融緩和策の縮小を本格的に織り込んでいったりすると、10年金利が上昇していく可能性があります

その時には、米国株式市場や日本株式市場へマイナスの影響を与える可能性がありますので要注意です

初心者投資家

米金利、注目ですね..

米国債10年金利のグラフ

米国債10年金利の推移、4月から徐々に低下していて足元では1.43%まで低下して推移しています。

Chart Image

(出所:TradingView)

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